獣医学生へのメッセージ
OIEは世界の動物衛生の向上を目的とした政府間機関で、2014年5月現在180か国・地域が加盟しています。主な活動目的は、世界で発生している動物疾病に関する情報の提供、獣医学的科学情報の収集、分析及び普及、動物疾病の制圧及び根絶に向けた技術的支援及び助言、動物及び動物由来製品の国際貿易に関する衛生基準の策定等です。今回、アジア地域で畜産業に最も被害を与えている動物疾病の一つである口蹄疫の防疫プロジェクトに関する会議を通じて、国境を越えて拡大する伝染病に対する国際機関の役割や地域における各国間の連携を学んでください。
実施機関:OIEアジア太平洋地域事務所
タイトル:OIEアジア太平洋地域事務所インターンシップ・プログラム
(口蹄疫に関する国際会議の運営及び参加)
実習内容概要:アジア地域における口蹄疫に関する課題を題材とし、国際政府間機関の役割を学ぶとともに、国際会議
(4th Coordination Committee Meeting and 2nd FMD Scientific Meeting for East Asia under
the OIE/JTF Project on FMD Control in Asia)の開催を参加者として、また事務局の一員として
体験する。
募集人員:4名
対象学年:5、6年生
英語能力:実用英語検定準1級、TOEFL-iBT85点、またはTOEIC750点相当またはそれ以上の英語力を有してい
ること。
実施期間:2015年6月8日(月)~6月12日(金) (5日間)
応募締切:2015年5月11日(月)
事前講義:なし
実習実施場所:OIEアジア太平洋地域事務所(OIE RRAP)
(東京都文京区弥生1-1-1 東京大学大学院農学生命科学研究科 フードサイエンス棟5階)
中島董一郎記念ホール
(同 フードサイエンス棟2階)
集合日時:6月8日 9:20 フードサイエンス棟5階セミナー室(503号)に集合
アクセス方法:東京メトロ南北線東大前駅下車徒歩 8 分または千代田線根津駅下車徒歩 10 分
服装:会議期間中(6月9日~11日)はジャケット着用(男性はネクタイ含む)。
講義日(6月8日及び12日)は特に指定なし。
持ち物:6月12日はパーソナルコンピュータ(なければ貸与可能)
午前 | 午後 | |
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1日目 | ・オリエンテーション ・講義1:OIEの成り立ちと役割 ・講義2:動物の伝染性疾病及び人獣共通感染症(狂犬病、鳥インフルエンザ、口蹄疫等)対策に関するOIEの地域における活動 |
・講義3:口蹄疫に関する基礎知識、動物・動物由来製品の貿易及び診断における口蹄疫に関する国際基準(OIEコード及びマニュアル等) ・職員と共に資料準備、会場設定等を担当し、国際会議の開催について学習。 |
2日目 | ・オブザーバーとして会議に参加。 ・職員と共に会議の受付・参加者の誘導等を担当し、国際会議の運営について学習。 |
・オブザーバーとして会議に参加。 ・職員と共に会議の受付・参加者の誘導等を担当し、国際会議の運営について学習。 |
3日目 | ・オブザーバーとして会議に参加。 ・職員と共に国際会議の運営について学習。 |
・オブザーバーとして会議に参加。 ・職員と共に国際会議の運営について学習。 |
4日目 | ・オブザーバーとして会議に参加。 ・職員と共に国際会議の運営について学習。 |
・オブサーバーとして会議に参加。 ・職員と共に参加者の送り出し、会場の片付け。 |
5日目 | ・講義の復習及び会議において学んだことについて職員と討論。 ・講義4:OIEの疾病報告及び情報提供システム ・演習:職員の助言のもと、OIEの疾病情報データベース(WAHID)を用い、口蹄疫等の発生状況・各国の発生時の対策について調査・とりまとめ |
・午前中にとりまとめた結果のプレゼンテーション及びディスカッション。 ・会議にて学んだことについて職員と総括討論。 |
レポート課題:
本プログラム終了後、2週間以内に報告書(日本文及び英文)を提出。
日本文報告書は、
1)国際会議の開催について学んだこと
2)討議において参加者から提起された論点を踏まえた自分の考え
3)演習以外の講義を1つ選び、これについての自分の考え
の3点につき、3,000字以上4,000字以下でまとめること。
英文報告書は日本文報告書の要約とし、単語数400以上600以下とすること。
注意:
プログラムの内容については、実習担当者の都合により変更する場合があります。